気まぐれ随想録

STAP細胞と秘伝の薬

 STAP細胞の話題も最終局面を迎えつつあるようですが、一連の動きからは何度となく現れては消えた秘伝の外用剤のことが思い起こされます。ステロイドを含まないアトピーに効く特別な薬ということで大々的にアナウンスされていた付け薬が成分分析の結果ステロイド、しかも非常に強い、あるいは最強のものが含まれていたことが後日判明したというものです。これらは民間療法の薬としてではなく、医療機関で処方されており、使用していた患者の方々は大変失望されたことだろうと思います。
 民間療法の薬は有効性の有無にかかわらず、科学的なデータが乏しいために医学的には受け入れられていないものが数多くあります。ところが、中にはあとから有効性が科学的に実証されるものもあり、すべてが否定されるものではありません。
 STAP騒動の現在の流れは秘伝の薬に置き換えれば、ステロイドの入っていない秘伝の薬を監視下でこれから作成者本人に作ってもらうといったものかと思います。民間療法の薬での先述の実証試験のような動きであれば理解できますが、専門の研究機関で起こった出来事に対しての現在の動きには大変違和感を覚えます。

2014/7/1

雑考

 猛暑、大雨など今年の異常気象を締めくくるかのように超強力な台風26号が日本列島に近づいてきています。本当に各地で被害のないように終わることを祈っています。
 安楽君を擁する済美高校の秋季大会早期敗退(これで選抜出場はなくなりました)、ザックジャパンのセルビア戦完敗など、スポーツでは少し残念なことが続いていますが、気を取り直してしばらくはわがジャイアンツの日本一連覇を応援しようと思います。ペナントレース終盤からの勢いをそのままキープし続けるカープはかなり手ごわそうですし、パリーグもロッテ、楽天どちらが出てきても簡単には行きそうにありません。今の強いカープに勝って、楽天のマー君こと田中投手に唯一の黒星をつけて日本一に是非ともなってもらいたいものです。
 愛媛FCも残り6試合となりましたが、先日東京ヴェルディに大勝した勢いを最後まで続けて少しでも順位を上げて欲しいものです。来年度からJ1ライセンスを取得しましたので、再来年度以降のJ1昇格を期待しています。四国ダービーのライバル徳島ヴォルティスはJ1昇格が狙える位置で頑張っていますが、この際是非とも来年度のJ1昇格を達成してもらいたいと思います。個人的には徳島は第二の故郷なので、将来的にはJ1で愛媛FCと徳島ヴォルティスがライバル関係でいられることを切望しています。

2013/10/14

遅くなりましたが

 以前に「祝巨人日本一その陰で」のところで済美高校のセンバツ出場がなくなりましたと書いてしまいましたが、済美高校は周知の通り準優勝の大活躍でした。今春の選抜大会は記念大会で四国から例年より1校多い3校が選ばれ、21世紀枠の土佐高校を含めると4校が出場しました。遅くなりましたが、誤記したことにつきましてお詫び申し上げます。
 済美高校の大黒柱安楽投手は2年生でこれからもしばらくの間楽しみですが、一方で松山商業の復活を願ってやみません。春の県大会ではベスト8に進出しており、今後に少し期待しています。昨年当時の松山商業のエースを間近で見る機会がありましたが、一見普通の(体格の)高校生でした。安楽投手のようなプロ予備軍の体の大きな選手と渡り合わなければならないことを考えると現実にはなかなか大変そうですが・・・。
 独走と思われたジャイアンツが一時阪神に首位を譲ったり、愛媛マンダリンパイレーツも徳島インディゴソックスの連敗で首位に立つなど、スポーツのいろいろな局面で一喜一憂しています。今夜はサッカーワールドカップ日豪戦が控えています。ホームゲームで、これまでの予選の成績から行け行けムードになっていますが、オーストラリア戦はワールドカップ予選・本戦に関しては3敗3分けで、まだ一度も勝っていないようです。行け行けムードではなく、今度こそは勝つぞという意気込みで力強いモチベーションを持って是非とも勝って欲しいものです。

2013/6/4

なんてこと!?

 年に一度のプロ野球公式戦ヤクルト阪神戦がこの週末に松山坊っちゃんスタジアムで3日間開催されました。本来ならプロ野球ファンとしては一日は観戦に行くところですが、金曜日はあいにくの雨、土日は日本アレルギー学会出席のため横浜に出張で行けませんでした。金曜日は我が巨人軍が横浜スタジアムで横浜巨人戦(歴史に残る大逆転負けを喫しましたが)をしており、学会場のパシフィコ横浜から横浜スタジアムは近く、学会が終わってから土曜日のナイター観戦でもと思っていたところ、何と土日の横浜巨人戦は新潟開催。坊っちゃんスタジアムに阪神が来てくれていたのと同じように、巨人が新潟に遠征していたのでした。何と運の悪いこと、でもあまりにめずらしいことで良いことの前ぶれではと思うようにしています。

2013/5/13

がんばれ山本ジャパン

 明日から日本チームの3連覇をかけてWBCが始まります。大リーグ所属選手の不参加、浅尾投手の離脱、壮行試合の不成績など不安材料は多いですが、ここは何とか頑張ってほしいものです。アメリカも今回は今までとは違う力の入れようですし、その他の国も当然日本をマークしてくるわけで今までのようにはいかないと思います。結果はともかく、魂のこもったプレーでワクワクさせてほしいと思います。もちろん優勝して終わればそれに勝るものはありませんが。
 今までの日本の2連覇も途中の試合では韓国やアメリカに何度も負けたりしながら、奇跡的に優勝してきたにもかかわらず、マスコミの扱いでは今回優勝することが至上命令のようになってしまっています。そのため山本浩二監督のバッシングがすでに起こっているのは大変残念なことです。サッカーワールドカップ南アフリカ大会の日本チームの本大会前の不振と本大会での好成績を見るまでもなく、監督云々よりも一流選手の集まりですから、結果は選手のモチベーション、結束力にかかってくるのではないでしょうか。
 オリンピックでもよくありましたが、マスコミは金メダル候補の選手を大会前に散々持ち上げておきながらメダルなしに終わると全く見向きもしなくなります。壮行試合での敗戦のマスコミの扱いを見ていると少し心配になります。優勝すれば皆で祝い、運悪く負けてしまえば次を目指して頑張ればいいだけです。アメリカ本大会まで行ければ十分、運が良ければご褒美に優勝できるかもといったくらいがちょうどいいのではないでしょうか。

2013/3/1
 

 

 


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