アトピー便り

アトピー便り25:診察時間

 アトピー患者さんの診察時間は患者さんごと、診察のたびに異なります。初診時、再診時、症状の程度の違い、質問の有無、治療のコンプライアンスの具合などで違ってきます。その他にも、患者さんがあとに多く待っているかどうか、診療終了時間間際かどうかなどでも微妙に変わることもあります。
 具体的には医師側として診察時間を十分にとるケースとしては、初診時ではドクターショッピングを続けられている方や重症例、再診患者さんでは急変時や治療が指示通りに行なわれていない場合、さらには質問を受けた場合などが挙げられます。一方、本来診察時間を十分にとるべき患者さんでも短時間の診察で終わってしまう場合もあります。先述の患者さんが多い時や診療終了時間間際が多くなりますが、その他にもステロイド忌避などいずれかの理由のために患者さんにこちらの説明を受け入れてもらえない場合や子どものアトピーでは当人や同伴のお子さんが騒いでしまってお母さんとお話がきちんと出来ない場合などもあります。
 再診患者さんの場合、過去の診療の記録が残っていますので一度丁寧な説明をした場合には何度も説明することはあまりありません。久しぶりに受診していただいた子どもさんに診察後「早っ!」と言われることもあります。特に症状が軽快している場合、問題のない場合には診察は早く終わりがちです。症状の軽重にかかわらず、再診時でも改めて説明を聞きたいという場合にはその都度申し出ていただければと思います。尚、診察時間がどうしても十分にとれない場合には当クリニックではアトピー勉強会を別途案内の通り行なっておりますのでご利用いただければと思います。

2012/6/16


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