〇梅雨も早々に明けてしまい記録的な猛暑が続いています。紫外線の皮膚トラブルのほか、アウトドアでの虫刺されなどこの時期特有のものが多くなってきています。金属アレルギー、アトピー性皮膚炎の患者さんでは汗による症状の悪化が目立つようになります。じんましんの患者さんの中には汗でひどくなる方もいらっしゃいます。極端な話、外出を控える(ただし皮膚科受診は除く)のが皮膚のトラブル、症状の悪化を防ぐ一番の手立てかもしれません。とはいうものの、現実的にはそういうわけにはいきませんので、紫外線対策、汗のケア、早めの治療を心がけてください。また、水虫の患者さんならびに水虫を心配して受診される方が増えています。病変部の皮膚(角質)をとって顕微鏡で調べて診断を確定します。ご心配な方は治療する前に早めに皮膚科専門医を受診してください。
(余談)外来患者さんが多くなるこの時期上述のように虫刺されや水虫などの初診患者さんが増えてきますが、時々診察が終わった時点で「あれっ!?」という感じの方や「はやっ!?」と言われる子どもさんがいらっしゃいます。疾患ごとで、あるいは患者さんの治療歴などによって診療内容、診療時間が変わってきますのでこれらの患者さんは十分に満足されなかったのかもしれません。あるいは、これまで他の皮膚科ではいつもお薬を塗ってもらっていたのかもしれません。お薬を塗る場合には別途料金がかかることが多いですし、他人に塗られるのを嫌がる方も少なからずいらっしゃいますので、(とびひや火傷など、外用処置が必要なケースを除いて)当クリニックでは患者さんからご要望がなければお薬を機械的に塗ることはありません。尚、外用治療を行なっている患者さん(アトピー性皮膚炎を含む)で受診の際にお薬を塗ってもらいたい方はご遠慮なくお申し出ください。特に塗り方が良く分からない方もその都度ご相談ください。
2025/7/6