〇お盆休み明けにはラッシュガードを着用した海水浴皮膚炎の患者さんが数人続きましたので、久しぶりに夏らしい季節感を感じましたが、全体的には夏らしい新患の患者さんは例年ほど目立ちませんでした。やはり猛暑、酷暑が続いていますのでアウトドアの機会が減っているのかもしれません。いつもなら外に出る機会があれば、汗をかいて症状が悪化するアトピー患者さんが多くみられますが、今年はあまりみられませんでした。
〇先日水ぼうそうっぽい手足口病が疑われる子どもさんを診察する機会がありました。松山市医師会の週間疾患情報(8/28時点)によれば、相変わらずりんご病は多く(なおも増加中)、ヘルパンギーナもりんご病ほどではありませんが多く見られていますので、手足口病の報告も少しずつ増えてきていることから要注意です。
(余談)新型コロナウイルス感染が急激に増えてきているようですが、一部の感染者には皮膚症状がみられることがあります。皮膚科で新型コロナウイルスの検査をすることは通常ではありませんので、皮膚科を受診されている患者さんの中には見落とされているケースが少なからずあるかもしれません。
2025/9/2