〇インフルエンザは少しだけ減少傾向にあるようですが、学級閉鎖もみられていて依然多い状態が続いています(2月26日松山市医師会週間疾患情報参照)。インフルエンザに罹られた方も体調が戻ればアトピー性皮膚炎などの皮膚病に対しても速やかに治療してください。
〇スギ花粉症の症状の強い患者さんの中にはトマトを食べると口の中に違和感を感じる方がいらっしゃいます。花粉食物アレルギー症候群の典型例ですが、最近スギ、ヒノキの花粉症でもモモ、リンゴ、ウメ、ミカンなどのアレルギーの報告がみられています。スギ花粉症と同じ時期にみられるハンノキ花粉症や、夏のイネ科、秋の雑草による花粉症ではいろいろな花粉食物アレルギー症候群が、スギ花粉症の花粉食物アレルギー症候群と比べてもっと頻繁にみられます。花粉症の方で食物アレルギーの症状が気になる方は花粉症のみられている時期にアレルギーの専門医を受診されることをお勧めします。
〇アトピー性皮膚炎が悪化しやすい時期ですが、早めの治療をされているのか、(こちらの地方では)暖冬だったせいか、(自然消滅の患者さんもいらっしゃるかもしれませんが)例年ほど大きな動きはありませんでした。スギ花粉が本格的に飛散する時期になりますと顔面の皮疹の悪化、ひいてはアトピー性皮膚炎の全身の皮疹の悪化にもつながります。花粉症の治療、対策も並行して行なうようにしてください。お椿さんの頃は季節外れの暖かさでしたが、不規則な天候の変化は皮膚のトラブル、(スギ花粉の飛散と同じように)アトピー性皮膚炎の急激な悪化にもつながりますのでご注意ください。
(余談)先だってコチニール色素によるアレルギー反応が疑われる患者さんが来院されました。診察当初は顔面の紅斑から通常の洗浄系のもの(洗顔剤、クレンジングなど)によるかぶれを疑っていましたが、顔を中心におこるじんましん様の皮疹からは即時型のアレルギー反応が強く疑われ、何より患者さんの方からコチニール色素含有の化粧品を使っていることを教えてもらいました。現時点では診断を確定する検査がありませんので疑い段階ですが、化粧品の使用中止とソーセージやマカロンなどの赤色の添加物を含む食品を控えることで再発しなければと思っています。
2026/3/5


