アトピー便り

アトピー便り146:今夏のトレンド?

厳しい暑さの日が多い8月でしたが、外で活動する機会が減るためか、病院自体に来るのも面倒になるためか、皮膚のトラブルで受診される患者さんは例年に比べて少なめでした。またアトピー患者さんも今夏は比較的落ち着いている方が多かったように感じます。実際には暑い中でもきちんと通院される方は(おそらく)しっかりと治療を続けていらっしゃたのが一番の要因かもしれません。とびひの子どもさん、水いぼの子どもさんを診る機会も何回かありましたが、以前のように流行しているような感じで多く診ることはありませんでした。帯状疱疹の患者さんが続いた時期もありました。手足口病は減ってきているようですが(松山市医師会週間疾患情報9月3日時点)、今夏はトータルで数人程度診ただけでした。水虫の患者さんは(多いとは言えないものの)コンスタントに受診されました。当クリニックはアトピー性皮膚炎、じんましんで通院していただいている方が多いこともあって、はたして今夏の皮膚疾患のトレンドは何だったんだろうと考える今日この頃です。これからの時期ブタクサなどの秋の花粉症、それに関連する花粉食物アレルギー症候群、アトピー性皮膚炎の悪化などが秋のトレンドの候補になりますのでこれらの症状に留意してください。

(余談)夏場に露光部(顔、首、前腕など)に紅斑が見られる方の多くは日光によるあせも、皮膚炎ですが、中には内服薬による光線過敏症の場合があります。特別強い日差しに当たっているわけでも無く、長時間外に出ている事も無く、しかもそれほど汗もかいていない時に症状が見られる方はご注意下さい。抗菌薬や消炎鎮痛薬のほか、高血圧や高脂血症の薬など長期間使用している薬でも光線過敏症がみられます。処方している主治医が光線過敏症の副作用の報告があることを認識していない事も少なくありませんので、皮膚科を受診される際には必ずお薬手帳をご持参のうえご相談ください。

2026/9/4


外来診療の概要

  • 治療指針
  • 主な診療の現状
クリニック・ドクターについての情報はこちら