ゴールデンウィーク明けの月曜日は普段とは異なり、多くの患者さんに受診していただきましたが、翌日(火曜日)はすぐに平常時に戻っていました。月曜日に受診していただいた初診の患者さんについては、その他の日に来ていただいたらじっくりと診察ができるのになと少し心残りでした。土曜日以外の午前中や午後の1時30分~3時に来ていただけたらゆっくりお話聞けるのにと・・・。これは診療時間の終わり間近に来られる患者さんにもいつも思うところです。
しかし、患者さんにとってはその時にしか受診できないことも多く、アメトーークで家電芸人のひとりチュートリアルの徳井義実さんが「買いたい時が買い替え時」と絶叫していたのが頭に浮かびました。
自分に置き換えてみても、こうしてホームページを更新するのも好きな時に行っているわけで患者さんにだけいろいろ望むのも自分勝手だなと反省する火曜日でした。
2012/5/8
つい先だって愛媛FCの試合をテレビ中継で観ました。パスサッカーは観ていて楽しく、しかも首位の湘南に勝利を収めて久しぶりに気分爽快でした。解説者はJ1昇格が狙える実力と評していましたが、確かに素人目にも今後に期待を抱かせるものでした。高校野球の愛媛勢、プロ野球のジャイアンツとひいきのチームがことごとく不振を極めるなか、愛媛FCは一服の清涼剤となっています。今もなお松山は野球どころとしてプロ野球公式戦、オールスター戦開催とイベント目白押しですが、今年は愛媛FCもみんなで町をあげてサポートしていきましょう。
2012/5/2
汗に伴う皮膚のトラブルが目立つようになっています。あせもは幼児だけでなく、日光によって大人でも見られることがあります。アトピー性皮膚炎も汗によってひどくなりますので、季節の変わり目のこの時期は急激に悪化するケースも増えています。汗に対するスキンケア、早めの治療を心がけてください。
2012/5/2
外来を休診させていただき出席したアトピー性皮膚炎治療研究会からはや1週間が過ぎました。今回も非常に多くのことが勉強になりましたが、特にステロイドの使用量については目からウロコが落ちる思いでした。重症の場合には治療開始時のステロイド外用剤の必要量は思いのほか大量であること、減量する時期を急ぎすぎないことが大事だと再認識しました。そのほかにアトピー教室の紹介も印象的で、とても参考になりました。当クリニックでも過去に小児のアトピーのお母さんを対象に何回か開催しておりますが、もっと頻回に開催するには勉強会の対象を重症の成人アトピーの方にも広げたり、開催日時を土日に変更したりするなど、再検討をしなければならないと思いました。
翌日開催された日本皮膚科心身医学会でも内容はアトピーが中心で、興味深い実際の症例のプレゼンテーションが数多く予定されていたのですが、帰りの飛行機の関係で出席できなかったことが大変残念でした。主に教育講演に出席しましたが、その中では講師指導のもとでのコーチングの体験実習が印象的でした。
2012/2/11
寒くなって空気の乾燥が目立つようになりアトピーの患者さんの受診が増えてきました。そうした中で受診間隔の空いた患者さんを診察する時にはいくつか考えることがあります。(1)今回の症状が前回の受診の後も続いていた (2)ずっと調子が良かって治療をしていなかったが、最近になって悪くなった (3)受診していない間に別の皮膚科や小児科にかかっていた 大ざっぱにはこの三通りですが、それぞれで対応が変わります。(1)の場合には治療が不十分なので外用剤の量を増やしたり、頻回の受診を促したりしてしっかりと治療を行なうことを考えます。(2)の場合には今まで通りの治療を仕切り直しで行ないます。一番問題になるのが(3)のケースです。他医をメインにしていて、たまたまそこが混んでいたり、お休みだったりして受診いただく場合もありますし、その逆のこともあります。前者では診察室に入るや否や診察も始まらないうちに他医でもらっている薬を出して欲しいと言われることもあります。その他、何か所も皮膚科や小児科を回ってみたものの良くならなかったり、満足が得られなかったりして病院めぐりを繰り返している方もいらっしゃいます。
これらの状況を直ちに見極めることは非常に難しく、問診でいずれかを確認していくしかありません。(1)(2)に関してはいろいろお話を伺うなかでだいたいのところはわかりますが、それでも患者さんとの信頼関係がきちんと築けていないとちゃんとお答えいただけずにはっきりしない場合もあります。(3)の場合には正直なところこちらとしても残念な思いをすることもありますが、よく考えれば他にもある皮膚科の中からわざわざ来ていただけることはありがたいことですし、何よりもまず患者さんのアトピーの症状を良くすることを一番に考えなければなりません。きちんとお伝えいただければ次回の他医の受診までのお薬を必要最低限お出しすることはできますし、前医で納得できなかった点、満足できなかった点をお伝えいただければセカンドオピニオンの役目を果たすこともできます。ただし、診察をきちんと受けずに事情説明もなく薬を指定されたり、一方的に治療や検査を希望されたりする場合には患者さんが満足のいくようには対応できない場合も出てくるかと思われます。
患者さんに対して医療機関の情報開示の重要性がよく言われますが、患者さんが医師に対しても(経過やご要望などの)情報開示をしていただければより充実したアトピー診療につながるかと思われます。これはすべての皮膚科専門医に当てはまると思いますのでご理解いただければと思います。
2011/12/18
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