アトピー便り

アトピー便り136:季節の変わり目にご注意を

一時よりは減ったりんご病ですが(松山市医師会週間疾患情報(10/30)参照)、先の運動会シーズンの前後では強い日射しを受けて四肢で皮疹の目立つケースが見受けられました。

ここのところようやく秋らしくなってきましたが、エアコンの要らない時期が一年を通して皮膚のトラブルが少ないように思われます。この時期皮膚科的にはアトピーを含めて症状の落ち着いているものが多く、目立った疾患はありません。とはいうものの直近では急激な気温の低下がみられていますので、皮膚の乾燥にともなうトラブル、老人性乾皮症、アトピー性皮膚炎の悪化などが今後急増してくるものと思われます。早めの保湿などのスキンケア、ステロイド外用剤の治療を心がけてください。またお湯を使う機会が増えてきますのでやけどにもご注意ください。やけどの初期対応は先ずは冷やすことです。水道水、おしぼりなどで患部を30分以上冷やしてください。その後お近くの皮膚科を受診してください。尚、広範囲のもの、お湯以外での高温のものによるひどいやけどは救急対応が必要になることが多いのでお気をつけください。

2025/11/4


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