午後のパート事務員を募集しています。
業 務:窓口受付、医療事務
勤務時間:月・火・木・金 午後(14時~18時30分)
時給1000円~(経験者優遇)
試用期間あり 3か月(時給900円) [Word,Excelが使える方であれば未経験者の方も歓迎します]
その他詳細は面談の上で相談させていただきます。
<応募>電話連絡の上、履歴書ご持参ください。
松山市竹原2丁目15-33 ☎(089)915-1655
2023/6/122023/11/29
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2023/6/122023/11/29
〇ここ何か月かで、くるみアレルギーの患者さんを2例診る機会がありました。1例目は成人女性で、くるみ、ピーナッツ、豆乳を食べると口とのどに症状が出るとのことで、血液検査をしました。RASTでは、ピーナッツ、Ara h2ともに陰性、大豆陰性、Gly m4クラス2、くるみ、Jug r1ともにクラス2でした。この結果から豆乳アレルギー、くるみアレルギーが確定できました。もう1例は、幼児でくるみを食べると直後にじんましんと嘔吐が見られるとのことでしたが、RASTではくるみクラス3、Jug r1は陰性でした。この結果からは先の例とあわせて2例とも花粉-食物アレルギーの可能性が示唆されて、今後の経過観察、再検査が必要と考えています。
〇今回のように患者さんから正確な情報を提供していただきますと効率良く検査をして正しく診断することができますし、さらに必要な検査を行うことで新たなアレルギーを見つけたり、発症を予防する手助けになる可能性があります。ところが、何の情報の提供もなく「食後にじんましんが出ることがあるので、検査をして何が原因か調べて欲しい」と食べ物のアレルギー検査(RAST)を網羅的に希望される患者さんが後を絶ちません。このような状況で検査をする場合には検診と同じ扱いで保険外診療(10割負担)となるために高額負担となるものの、実際に検査をして食物アレルギーの原因が見つかることはほとんどありません。
〇毎回同じ症状がみられる、すなわち再現性がなければ食物アレルギーではありません。従って、先ず気になる食材があってじんましん程度の症状だけで、あまり強い症状がみられないのであれば単独で試食されるのが最も確実な検査方法です。アナフィラキシーなどの全身症状がみられる場合には試食するのは危険なので今回の例のように候補となる食材を整理して検査をすることが必要となります。じんましんの場合にはアレルギー性のものは5%程度と言われており、アレルギーでないものがほとんどです。症状の経過からだいたいアレルギーかどうかの判断はできますので、食物アレルギーが心配な方は先ず皮膚科もしくはアレルギー科の専門医を受診されて相談されることをお勧めします。また、これからイネ科の花粉症が多くなる時期で、花粉-食物アレルギー症候群の症状も目立つようになります。あわせてご留意ください。
2023/6/9
〇近日配布されますリビングまつやま6月2日号のカラダの健康コーナーにタイトル「アトピー性皮膚炎の新規治療」で寄稿しています。是非ご覧ください。
2023/5/29
〇ある時旅先でお薬がなくなったということでアトピーの患者さんが来院されました。地元にかかりつけの皮膚科医はいるが、顔の皮疹が特に目立つので治療をして欲しいとのことでした。顔の皮疹だけでも重症アトピーが想像できましたが、かかりつけの皮膚科医もいて、旅先(短期の滞在)ということで全身の皮疹は確認しませんでした。最終的には顔の症状を抑えるためにステロイド外用剤を処方しましたが、診察中には「ステロイドの注射をしてください」と言われました。お話をよく聞いてみますと、かかりつけ医ではステロイドの内服を続けていて、症状が目立つときにはさらに注射をしてもらっていたようです。ステロイドの内服、注射は標準的な治療ではないこと、こちらではステロイドの注射はできないことを説明しました。ステロイドの全身投与に至ったいきさつを含めて症状の経過もよくわかりませんので、地元に戻られてかかりつけ医に相談するよう話しました。
〇このように元々かかりつけの皮膚科医がいながら、いろいろな事情で受診していただく場合がよくあります。その多くはすぐにかかりつけ医に戻られますので、基本的には細かくお話を聞いたり、全身をくまなく観察することはありません。症状がかなりひどい場合でも通常はかかりつけ医に次回受診するまでのつなぎの治療になることがほとんどです。ところが、このような患者さんの中にもセカンドオピニオンを求めて受診されたり、転医を念頭において来院される方もいらっしゃいます。すべての患者さんに対して分け隔てなく丁寧に診察するのが理想ですが、定期的にかかりつけ医として受診していただいている患者さんと元々別に主治医がいる患者さんや再診がほとんど見込めない方には自ずと違った対応をしてしまいがちです。診察中に疑問や納得できないこと、ご要望がおありの場合にはご遠慮なくお申し出いただければできる範囲内でお応えさせていただきます。
2023/5/18
〇先だって診察時間の終了近くに初診でアトピー性皮膚炎の症状の目立つ方が来院されました。1週間分の外用剤と内服薬を2週間分処方しました。その1か月後にお昼休み間近に再診されて、「外用剤は残っているので内服薬だけ欲しい」と言われました。一応内服薬を2週間分追加処方しましたが、外用もきちんとできていないし、皮疹もあまり良くなっていなくてとても複雑な気持ちでした。このようなケースは特にアトピー性皮膚炎の患者さんあるあるで、いつも診察時間の終了間際に来院されて、診察に来られる(治したい)というよりはお薬だけもらえればいいといった感じです。皮疹を診てもらおうという雰囲気は感じられず、病状、経過を説明してくれるわけでもありません。多くは一度限りの受診で終わりますが、今回のように仮に再診されても症状が良くなっていることはほとんどありません。患者さんに受診していただけるというのはありがたいのですが、毎回時間間際に来られますので十分に時間をとって診察、説明はできませんし、基本的にこちらの説明、指示通りにしようという意思も見受けられません。そのためお話も説教じみたり、こちらの口調も強くなったり、一方的に大雑把に話すだけになったりします。従って段々と再診されなくなる方も多いのですが、再診される場合は忘れた頃にまた同じように時間間際に来院されます。その背景を想像してみますと、普段はかかりつけの皮膚科があって説明も処方もしてもらっていて、そこがお休みや大変混み合っている時にこちらに来られているのではないでしょうか。見立て通りであれば、その旨を診察時に直接伝えていただければと思います。そうすれば患者さんに嫌な思いをさせることなく、(ご要望通りにはならないかもしれませんが)次にかかりつけ医を受診するまでのつなぎ分を処方することができます。こちらもその時は少しはショックを受けるかもしれません(顔に出るかもしれません)が、セカンドチョイスという位置づけで来ていただけるのはうれしく思います。一方で、これに当てはまらないにもかかわらずきちんと説明をしてもらえなかった、良くならないので不満足という患者さんは改めて終了時間の間際以外の時間に余裕を持ってご来院いただければと思います。ご要望にお応えしてきちんと診察、説明をさせていただきます。尚、診察を受けられる時間が限られている方はアトピー性皮膚炎の再診患者さんにつきましては当クリニックでは時間予約を受け付けています(土曜日を除く)ので受付でお申し出いただくか、もしくは夜間診療ならびに土曜日午後、日曜診療をしている皮膚科を受診されることをお勧めします。
2023/4/6