気まぐれ随想録

スポーツシーズン到来

 ついこの間WBCでの日本の感動的な優勝に酔いしれたところでしたが、休む間もなくプロ野球も開幕しました。わが巨人軍は不運にも2敗1分けと最悪のスタートとなった一方で、宿敵中日は好調な滑り出しですが、そのうち追い付き追い越すものと確信しています。今年に限っては今後もWBCに良い選手を集める意味で中日以外のチーム(できれば巨人)が優勝しなければなりません。
 愛媛県代表が2チーム出場していた選抜高校野球も早々と姿を消してしまったため、熱が入ることもなくいつのまにか終わっていました。特に最近は今治西の黄金時代の感が強い中、春の県大会で松山商業が久々に上位に進出して今年こそ「夏将軍」の復活を期待しています。
 愛媛FCも比較的対戦チームに恵まれているとはいえ現在4位につけており、1勝1敗の昨年惜しいところで優勝を逃した愛媛マンダリンパイレーツとともに今年の大躍進を期待したいところです。
 何はともあれ今年もできるだけ多くのスポーツをみて、楽しんでいきたいと思います。

アトピー性皮膚炎治療研究会 皮膚科心身医学研究会に出席して

 先だってアトピー性皮膚炎治療研究会、皮膚科心身医学研究会の二つの学会に出席しました。アトピー性皮膚炎治療研究会のテーマは「アトピー性皮膚炎への心身医学的アプローチ」で、今回心身医学についてご専門の先生からいろいろなお話を聞くことができてとても参考になりました。

 純粋に心身医学を専門にされている先生だけでなく、皮膚科を専門にしながら心身医学にも造詣が深く、実際に診療に活用されている方が少なくないのは意外でした。いずれの学会でも患者さんの話をよく聞き、受け入れることから始まるということが強調されていました。アトピー性皮膚炎では、特にこれらの点が重要なことは以前より個人的にも感じており、実際にアトピー相談やアトピー教室などで患者さん同士の相互交流を図ることができればと思っていましたが、これまでは開催する機会がありませんでした。今回、アトピー教室が実際に行われている病院でのいくつかの取り組みを目の当たりにして当クリニックでも是非とも開催していきたいと改めて思いました。

正月スポーツから感じたこと

 元旦の天皇杯サッカーに始まり、正月はスポーツイベントが目白押しで毎年楽しみにしていますが、今年も箱根駅伝での東洋大学1年生選手の大活躍や実業団駅伝での最後のデッドヒートのほか、高校・大学ラグビーや高校サッカーなど多くのスポーツでいろいろ感動的なシーンを堪能することができました。
 その中で最も印象に残ったのは、スキージャンプ大会での大ベテラン勢の活躍でした。長野オリンピックの団体戦金メダルは記憶に未だ強く残っていますが、最も記憶に残る原田選手や斎藤選手はすでに引退してしまい、その後若手も出てきて少しずつ国際大会で活躍するようになってきてはいるものの、日本ジャンプ陣は「日の丸飛行隊」と呼ばれた、かつての栄光には程遠いものでした。長野オリンピック団体戦では控えにまわっていた葛西選手も安定した実力を発揮し活躍していましたが、今回一番うれしかったのは不振にあえいでいた船木選手が復調の兆しを見せ、先に復調していた岡部選手はワールドクラスの実力を発揮し、今後に大いに期待を抱かせるものでした。
 ジャンプ競技の日本選手は元々実力がありながら、大柄なヨーロッパ選手に有利なルール改正が突然に行われたために船木選手や岡部選手などほとんどの日本の有力選手が一気に低迷してしまいました。一時代を築いた選手たちですので、引退という選択肢もありながら、そこから努力を重ねて復活を果たし、いまだに活躍を続ける葛西、岡部、船木選手、同世代の東選手には心より敬意を表します。
 ジャンプ選手に限らず、プロ野球楽天イーグルスの山崎選手、中日ドラゴンズの山本昌投手、横浜ベイスターズの工藤投手、Jリーグのカズ選手、ゴン中山選手など各スポーツにも大ベテラン選手で活躍を続ける人たちがいますが、共通した印象はそれぞれに競技スポーツをこよなく愛していて、そのスポーツに真摯に取り組む姿を我々が目の当たりにすることで元気、やる気を与えてもらえるということです。

立場代われば

 先ごろ西武がアイスホッケー部の廃部を発表しましたが、スポーツファンとしてはとても残念に思います。一方でこの不景気な世の中では企業の側からすると仕方のないことかもしれません。銀行や郵便局ではここのところ振込などでやたら身分証明が厳しく行われ、融通の利かない、あまりにも機械的な対応に感情的になることもしばしばですが、立場を逆にして患者さんに対して銀行や郵便局と同じような対応をしている自分にふと気づくことがあります。
 最近医薬品のインターネット販売の認可について規制を続ける側、規制緩和を求める側双方の意見がいろいろ飛び交っているのを目にします。立場が代われば正反対の意見のいずれも正しいように思えますが、一歩引いて客観的に、利益の追求だけではなく安全性、公益性を優先して判断する必要があるのではないでしょうか。

日本アレルギー学会秋季学術大会にて

 先だって日本アレルギー学会に出席しましたが、iPS細胞で世界的に有名な京都大学山中伸弥教授の講演に非常に感銘を受けました。
 大学卒業から現在の研究に取り組むようになるまでの経緯をユーモアたっぷりに話されましたが、飽きることなくあっという間に時間が過ぎました。特に当初の研究において予想外の研究データをもとにいろいろ解析していくなかで研究テーマが順繰りに拡がりやがて現在のiPS細胞の研究にたどりついたということは意外でした。一連のストーリー仕立てで最後には素人にもわかりやすくiPS細胞についても要点ならびに今後の展望なども説明され、最先端の医学に触れることができ充足感を味わうことができました。
 山中教授と年の近い者としていろいろな意味で非常に刺激を受けましたが、特に開業医としては、立場を替えて患者さんに満足してもらうにはわかりやすく飽きさせずに説明することが大事であることを教えられました(一番苦手とするところですが・・・)。


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